みなさんこんにちは!
全国的にコロナの新規感染者が減少し続けている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
先日のニュースで「タイに隔離なしで渡航できるようになった」という内容が放送されましたが、詳細については触れていなかったため、それぞれ内容や条件について詳しく調べてみました。
今回の記事では、規制緩和となったタイ入国について、事前に準備が必要なことや、必要書類、入国後の流れについて少し掘り下げていきたいと思います。
こんな方におすすめ!
- すぐにでもタイに行きたくてウズウズしている方
- 海外旅行に行きたくても我慢していた方
- 現時点でのタイ入国の条件を知りたい方
- 入国条件について調べてみたけどよく分からなかった方
タイ入国制限の段階的な緩和
12月22日アップデート:隔離なし入国が事実上停止に
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最新情報【悲報】タイ隔離なし入国が停止されました【オミクロン】
11月1日より、ワクチン接種済みの外国人渡航者を隔離なしで受け入れていたタイですが、昨日「タイランドパス」の新規受付を停止すると発表がありました。 私は、年明けのタイミングでタイに渡航するため、最新情 ...
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12月2日アップデート
オミクロン株の懸念が広がったため、数日前に発表された「到着日のSHA++指定ホテル不要」と「PCR検査から抗原検査へ変更」が白紙に戻りました。以前と同様「PCR検査の結果が出るまでの間(約6時間)、事前予約したSHA++クラスのホテルで待機」となりましたので、ご注意ください。
当面の間は「ワクチン接種済み者に限り隔離なし入国」を継続するとのこと。状況次第では、いきなり外国人の入国を禁止する可能性もありますので、渡航の際は最新情報にご注意ください。
航空券の予約停止
日本政府の発表によりますと、日本に到着する全ての航空チケットの新規予約を停止するよう航空各社に要請し、各社とも受け入れたとのこと。また、すでに発券済みのチケットに関しては有効となりますが、全ての外国人の入国を停止、日本国籍者の入国を今まで以上に厳格管理する方針とのことです。
これにより、無事にタイに入国したとしても、帰りのチケットを持っていない方はしばらく帰国できない状況になってしまいました。
この期間中のタイ滞在許可延長はどうなるのか、保険有効期限の対応などは状況次第となるため、全く見通せません。ご注意ください。
航空券の予約再開
国交省から12月3日に発表された内容によると、先月29日に緊急停止された日本に到着する航空便の予約が再開されるとのこと。
JALとANAは12月4日午前0時より再開、それ以外の航空会社もそれに追従する見通しとのこと。ただし、今後1日あたりの入国者数が3500人以内となるように調整するとのことです。
タイ政府は2021年11月1日より、対象国からの入国に限り、新型コロナウィルスのワクチン接種済み者に対して、制限を大幅に緩和しました。
今までは、到着してから自由に動けるまで14日の隔離期間が必要だったり、プーケットなどの特定エリアのみ隔離不要だったりと、観光・ビジネスを問わず厳しく制限されていましたが、今回の緩和をもちましてコロナ前と同等とはいきませんが、世界的に見てもかなり緩い入国条件となりました。
以下、タイ政府観光庁が発表した内容の要約と必要な書類をまとめたので、参照ください。
出典:タイ政府観光庁(Tourism Authority of Thailand)より
まず、現時点でのタイ入国区分は3パターンに分けられますが、今回の入国緩和が含まれるのは、左側の緑枠で囲ってある「TEST & GO」区分になります。
真ん中の青枠で囲ってある区分は「サンドボックス・プログラム(特定エリアのみ隔離不要)」の要項、ピンク枠で囲ってある区分は「入国緩和に該当しないその他の渡航者(隔離対象)」の要項になります。
それでは、今回の緩和要項について詳しく追っていきましょう。
タイに隔離なしで入国する要項
出典:タイ政府観光庁(Tourism Authority of Thailand)より
step
1Before arrival (到着前)
タイに到着前、つまり日本出国前に準備確認しておく必要があるのがこの項目。
順に追っていきましょう。
●タイランドパスの事前申請
●空路利用かつ対象国に21日以上滞在している入国者
●渡航14日以前に接種完了済のワクチン接種証明書の提示
●渡航前3か月以内に感染した人は、渡航の14日前までに承認されたワクチンを1回接種し、完治した診断書を提示
●保護者と同行する12歳未満の子供は、ワクチン接種の有無は問わない
●出発の72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書の提示(全渡航者)
●到着日の「SHA+・AQ・QQ・AHQクラス」に該当する宿泊施設のバウチャーおよび支払済証書(予約確認書および領収書)の提示→12月16日からは不要となる見通し→オミクロン株の懸念からやはり必要に
●50000USドル以上をカバーする新型コロナウィルス感染症も対象として含まれる医療保険証書の提示
まず、タイに渡航する予定がある方は、事前に「タイランドパス(https://tp.consular.go.th/)」に申請登録する必要があります。
今回の規制緩和対象国に日本も含まれているため、渡航前の21日以上を日本で過ごしている方はクリアできます。また、今回の緩和は空路での入国に限られるという事ですが、日本から空路以外で直接訪れるのは不可能なのでクリアできるでしょう。
バックパッカーなどの陸路旅が好きな方がマレーシアやラオス、カンボジア、ミャンマーの隣国から陸路で訪れることができるのは、まだまだ先になりそうですね。→12月16日から、海路と、陸路ノンカーイ国境が対象に追加されるとの事です。→オミクロン株の懸念から継続封鎖
また、必要書類として「渡航14日以前に接種完了済のワクチン接種証明書」を提示する必要があります。海外での使用なので、当然ですが英文の証明書が必要になります。これは、各自治体に申請すれば郵送などで対応してもらえますので、余裕を持って申請しましょう。
私が住む横浜市では、およそ5日ほどで郵送していただけました。
到着日の宿泊施設が予約必須なのは、到着後に再度PCR検査を受ける必要があり、結果が陰性だった場合のみ自由行動ができるようになります。この指定クラスの宿泊施設では、空港からの送迎と、PCR検査、食事代が全てセットになっていて、指定クラス以外の宿泊施設を予約しても入国できません。ホテルは空港から2時間以内の距離と指定されていて、バンコク市内のほか海沿いのパタヤなども対象となっています。→12月16日からは、PCR検査が抗原検査に簡素化され、到着日の待機ホテルは不要となる見通し→オミクロン株の懸念から白紙に
医療保険の証明書に関しては「新型コロナウィルスの治療費をカバーできる」という条文が明記されており、かつ金額は米ドル表記されている必要があります。金額は5万USドル以上をカバーしているものを選ぶことになりますが、クレジットカード付帯の保険でも保険証書を申請すれば使用可能とのことです。カード会社によって申請方法が異なりますが、カスタマーセンターに電話でご確認ください。
注意
1保険あたりの金額が5万USドルに満たない場合、2枚以上の証書を合算して申請できるかどうかの問い合わせをタイ大使館にしているのですが、現時点で明確な回答を得られていません。
注意
昨年ごろより、カード会社が定める「海外旅行傷害保険」の付帯条件が軒並み変更となっております。
今までカードホルダー(保持者)は無条件で付帯されていた方も、旅行代金をカードで支払った場合のみ適用される「利用付帯」と変更されていたり、空港までの交通費は旅行代金として認められなくなったり、規約が大幅に変更になっているので、今一度ご確認ください。
step
2Arrival(到着時)
●検疫所でタイランドパスのQRコードを登録し、検温する(37.3℃以下の人のみ入国手続きに進む)
●PCR検査を受診する→12月16日からは抗原検査に変更→オミクロン株の懸念からPCR検査に
●予約したホテルに移動する(空港から2時間以内のホテル)→12月16日からは不要→オミクロン株の懸念からやはり必要
●移動追跡アプリ「モーチャナ」をダウンロード
公式発表があった順序と少し違うようですが、実際は
①事前登録したタイランドパスのQRコードを登録して、検温したら入国審査、手荷物の受け取り、税関のチェックを経て
②予約したホテルに移動。
③ホテル内でPCR検査を受けて、
④モーチャナアプリをダウンロード
の順序とのことです。
指定クラスのホテルは送迎付きになっており、送迎以外の手段で移動することは許されていません。タクシーや電車移動はもちろん、友人・家族などによる自家用車での送迎も不可となっています。→12月16日からは不要→オミクロン株の懸念からやはり必要
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3During your stay(滞在中)
●到着日の1泊は、事前予約した指定クラスのホテルに滞在し、検査結果が出るまで部屋で待機する。(検査結果が出るまで約6時間)
●検査結果が陰性だった場合、検査キット(ATK)が配布される。滞在6〜7日目に自分で検査する。
●検査結果をモーチャナアプリに自分で記録する。
●滞在中、D-M-H-T-T-Aを厳守する。
ポイント
D:ソーシャルディスタンス
M:マスクの着用
H:手洗い
T:検温
T:感染検査
A:追跡アプリケーション
以上、2021年11月1日より緩和された、タイ政府発表の入国要項をまとめました。
タイ全体の特徴として、細かい部分は現場の効率などをみながら、発表なしに随時変更されることも予想されます。
到着後の手順などは現場の指示に従えば問題ありませんが、事前準備が必要な書類などの変更や追加も考えられますので、ご自身が出発されるタイミングで最新情報を入手することをおすすめします。
→2021.11.28..最新情報を青字で加筆しました。ご確認ください。
→2011.12.4..最新情報を赤字で加筆しました。ご確認ください。
まとめ
事前準備が必要なもの
- 英文のワクチン接種済証明書(自治体に申請、約2週間)
- 5万USドル以上をカバーする海外医療保険証書(クレジットカード付帯保険も証書を要申請、約1〜2週間)
- タイランドパスの登録
- 到着日に宿泊する「SHA+・AQ・QQ・AHQクラス」に該当する宿泊施設の予約確認書と支払済証→12月16日から不要→オミクロン株の懸念からやはり必要
- 出発72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書
ワクチンの接種証明書と、医療保険証書は郵送のため発行までに時間がかかります。なので余裕を持って前倒しで申請しておく方が良いでしょう。
私も、コロナでタイに戻れなくなってから2年近くの間渡航しておらず、放置されていたマンションや会社の整理をするため、年内をめどにバンコクに向かうつもりでいます。
その頃にはまた状況が変わっていることも考えられますが、最新情報を入手したら随時更新していこうと思います。